クレーンゲームの歴史

人は楽しむためにあらゆることを想像し、実践していきます。遥か昔から試行錯誤を繰り返し、徐々に発展し世界共通で楽しまれているものにゲームがあります。カードゲーム、アーケードゲーム、TVゲームなど、試行錯誤と発展を繰り返したゲームの種類はいまや数え切れない程ありますが、中でも大人気のクレーンゲームは、誰もが一度は楽しんだことがあるのではないでしょうか。
こちらではお子様から大人まで楽しめるクレーンゲームの歴史についてご紹介します。

クレーンゲームとは

クレーンゲームとはぬいぐるみやおもちゃ、カプセルなどが景品として、あるいは引換券として入っているアーケードゲーム、プライズゲームの一種です。プレイヤーはコインやお金を投入し、ボタンやジョイスティックを駆使して、クレーンを前後左右に操作し景品をゲットします。現在では、セガから発売されているUFOキャッチャーシリーズが代表的な存在で、一般的にもUFOキャッチャーの名称で親しまれています。

初期のクレーンゲーム

日本のクレーンゲームの歴史は古く、手動でハンドルを操作するタイプのクレーンゲームは、1930年代にはすでに登場していました。その後1965年には、サミーの前身である株式会社さとみや、株式会社タイトーからリリースされていた記録があり、1960年代にはクレーンゲーム市場が確立していたと言われております。しかしその後数年は、デパートやスーパーマーケットの片隅で、他ゲームの人気に圧倒されている状態でした。

クレーンゲームの発展と成功

しかし1985年に、UFOキャッチャーシリーズの初代機がセガから発売され、1990年代にかけて空前のブームとなります。「クレーンゲーム=ユーフォーキャッチャー」となった背景はこういう経緯にあります。また当初の名称は、鷲づかみの意味を元にイーグルキャッチャーだったと言われております。しかし、完成後にどこからどう見ても鷲というよりUFOのように見えたことから、UFOキャッチャーの名称になりました。